お知らせ 講演会レポート:NPO・ボランティアセミナー2025 2025.10.26




「つながりを広げて活動を育てる~NPOきびるの取り組みから~」
去る令和7年9月27日(土)
高崎市民活動センター「ソシアス」にて開催されました「NPO・ボランティアセミナー2025」に、当団体NPO法人きびるの代表理事、野口和恵が登壇いたしました。
講演テーマは
「つながりを広げて活動を育てる~NPOきびるの取り組みから~」と題し、NPO設立の経緯から具体的な活動内容、そして活動を継続していく上で大切にしていることなどについてお話しさせていただきました。



講演内容のハイライト
1. NPO設立までの歩み
野口は助産師・看護師として大学病院や総合病院に勤務した後、2000年頃に株式会社プラスエヌを設立し、特に子どもたちの在宅支援に力を入れた訪問看護事業や児童発達・放デイ事業を展開しました。しかし、生まれる前からの支援の必要性や、株式会社では難しい地域での困りごとが多い現状を痛感し、NPO法人きびるを設立しました。
2. 団体名「きびる」に込めた想い
「きびる」は野口の故郷である福岡県の方言で「むすぶ(結ぶ)」を意味します。人と人がつながることで、困難な状況でも心が折れることなく立ち上がる力になると信じ、名付けられました。
3. 主な活動事例
- 母親学級・父親学級他、研修事業
- 助成金・補助金を活用し、月に1回程度で開催しています。
- 父親の参加率の低さを課題とし、父親が楽しめることと掛け合わせた企画を工夫しています。
- LINE相談
- 24時間365日相談を受け付けており、基本は人の手で返信しています。
- ここでのやり取りを活動のヒントとし、将来的には提言を行えるようにしたいと考えています。


4. NPOの活動で大切に思うこと
- チーム力:年齢や背景が違う仲間とともに、得意な分野が発揮できるよう最大限配慮すること。
- 企画力:社会課題に敏感でありたい。
- 行動力:小さな一歩でも、少しづつ前進すること。
また、講演では「挫折と失敗の繰り返し」を経て学んだ「自走可能な運営」や「想いだけでは続かない」といった実体験に基づく貴重な教訓もお話ししました。
ご参加いただいた皆様、誠にありがとうございました。
これからもNPO法人きびるは、たくさんの場所や人ときびり(結び)ながら活動を広げてまいります。











