子どもと母親に寄り添う人との対談・インタビュー

初の男性ゲスト登場!育児と夫婦の共同作業を語る

父親としての不安、喜び、そして家族との向き合い方

吉田 大祐 さん

・NESTA認定キッズコーディネーショントレーナー
・NESTA認定ストレスリリーフスペシャリスト
・NPO法人ソーシャルグッド理事 ・NPO法人日本健康文化協会理事 ・高崎市社会教育講師
東京都荒川区出身 20年間のスポーツトレーナー経験で指導したのは累計4万人以上 0〜100歳まで、アスリートのリハビリから競技力向上まで、一般の方の健康増進から介護予防・認知症予防まで、さまざまな方への運動指導を行っている。 近年では発達障害の子ども達の運動指導に関わり、脳と体の繋がりに特に注目したプログラムや運動教室を運営。
その経験と知識を活かし「うごキッズトレーナー養成スクール」を主宰している。3児の父。

今回のきびるトークは、なんと初の男性です!!

妊娠や出産、育児って女性だけではないのについつい、男性率が少なかったので、ヨッシーこと吉田さんに記念すべき初回を飾っていただきました。

私もとても楽しみにしていました。それでは吉田さんよろしくお願い致します。
吉田さんは、奥様の妊娠中や出産時にどのような「不安」や「戸惑い」を感じましたか?

楽しみでもあり、これから産まれる我が子とどのように接したら良いのかという不安がありました。
また仕事と子育てを両立できるのかという不安、経済的にも精神的にも支えていかなければいけないという責任を感じていました。

育児は共同や夫婦二人でとはよく聞きますが、やはり経済的な心配は男性に重くのしかかるのだと改めて思いました。それは女性の私には分からないことですし。

「一家の大黒柱」って言葉に代表されるように、父親への負担も大きいものなんですね。
吉田さんは奥様を、どのようにサポートしたいなどありましたか?

食器洗い、洗濯、ゴミ出しなど、できる限りの家事をやったつもりです。

夜泣きがあっても妻はできるだけ起こさないように配慮してくれていましたが、気づいた時には抱っこしたりしましたね。
でも、その行動が、妻の家事の負担軽減、睡眠時間の確保に繋がったと思います。

私もお子さん含め家族ぐるみのお付き合いをさせていただいておりますが、そこまでやっていらっしゃったイメージが正直なかったです。
すみません。イメージだけではなく、聞いてみるものですね(笑)

吉田さんは、講師業や後進の育成など、“教える”立場にもいらっしゃると思いますが、育児を通して学んだ「大切なこと」や「難しかったこと」は何ですか?

どのように触れたり接したりすればいいかもわからない状況だったので、妻や病院の方や先輩ママパパに色々と聞くことが大切だと思いました。

でも不安ばっかりではなく、 赤ちゃんの変化やちょっとした成長を楽しむことも大切だと思いました。

どんなふうに触れたりしたらいいんだろうって不安ながらも“楽しもう”っていうスタンスが吉田さんらしいですよね。

スポーツに特化されながら、研究肌というか、学者肌なんだなと折に触れて思うことがあます。お忙しくされている中で、 家族とのコミュニケーションで大切だと思うことを教えてください。

忙しくなって会話が減ると、些細なことで行き違いが起き、お互いに不満が溜まります。

子どもを通してのコミュニケーションだけではなく、二人で少しでも時間を作り、仕事・子どものことを共有しておくことで穏やかに過ごせると思いました。

まさにうちもです(笑)
削れる時間って、そこしかなくて削っていたらいつの間にか行き違いが生じていました。

なので、意識しておくって大切ですね。これからパパになる男性や、育児に挑む男性へのアドバイスはありますか?

私は子どもたちの保育園で父親同士の会があり、子どもとの向き合い方など経験談などを聞くことができ、自身の子どもに対しての向き合い方も変わりました。

人それぞれの信念があって良いと思いますが、先輩父の方々のお話を聞ける、相談できる環境があったことにはとても感謝しています。

また、パパママだけで育てるのではなく、どんどん外に連れ出して色々な人に触れてもらったり可愛がってもらったり、なんなら少し見てもらったりして、「世間に育ててもらう」という気持ちも大切だと思います。

そのような考えを持っている方の輪に入っていくと気が楽です。

吉田さんのような方が、先輩パパとして、若い世代をいい感じに温めてくれる存在って大事ですね。

なかなか男性同士のコミュニティって難しい感じがしますが、吉田さんのような方がいれば、私が男性でも飛び込んでいけますね。

SNSでもご活躍されていらっしゃいますし、もっともっと育児を楽しめる社会になるヒントが吉田さんのSNSにもあると思いますので、皆さん覗いて見られてください。

では吉田さん貴重なお話ありがとうございました。
これから、益々のご活躍を祈念いたしております。